佐賀大学 ティーチング・ポートフォリオ

氏名
佐藤 和也

教育の責任

主要担当科目
「線形代数学Ib」(共通教育科目必修2単位)「線形代数学IIb」(共通教育科目必修2単位)「現代制御」(専門選択科目2単位)「ロボット工学特論」(専門選択科目2単位)「Advanced Robotics(ロボット工学特論)」(専門選択科目2単位)「計測制御特論」(専門選択科目2単位)「Advanced Instrument and Control Engineering(計測制御特論)」(専門選択科目2単位)

教育の理念

私の教育の理念・目的の1つは「制御工学を理解して使える技術者を育てる」ことである.制御工学は「理解し難い」と指摘されることが多い分野であるが,体系的に学べば充分に理解できる科目である.制御工学は現代の高付加価値な製品づくり,社会全体の省エネルギー化ならびに超スマート化社会を実現するためのCyber Physical Systemを実現するうえで重要な考え方となり,制御工学を身につけた技術者が活躍できる分野は多岐にわたる.また制御工学の概念,制御系の設計方法を身に着けたエンジニアは少数であり,制御工学を理解できた場合は自身の付加価値は非常に高まる.学生には「制御工学的な考え方に基づく,工学の基礎」を身につけて欲しい.

教育の方法

講義においては,各講義内容の繋がりを重視し,教示内容の必然性を強調した教育を行っている.また前回の講義内容を簡単に振り返り,今回との講義の繋がりについての説明を行っている.講義内容を体系的に学べるよう,著書の改訂版を執筆し,フルカラー化と演習問題の増加,発展的な内容につながる事項について加筆を行った(エビデンス1).講義では執筆した著書をもとに作成した資料をプロジェクターに投影するとともに,投影資料を虫食い形式にした資料を配布し,適宜空欄を埋めさせながら講義を行っている(エビデンス2).また,全講義にわたって考えるベースとなる数式を毎回板書するとともに,付加的な説明も板書している.さらに,適宜演習を行うことで理解の促進に努めている.レポート課題を12回ほど課しているが,採点後,返却時に詳細な解答例を配布して復習できるようにしている(エビデンス3).8回目の講義時間には中間試験,16回目には期末試験を行い,解答用紙返却時には詳細な解答例を配布して復習できるようにしている(エビデンス4).また講義中以外にも自学自習できるように講義動画を作成し,動画公開サイトで動画を公開している(エビデンス6).

今後の目標

担当科目においてアクティブラーニングを導入する必要性があるため,教示方法について検討を行うとともに,アクティブラーニングの講習会にも参加することを目標とする.

エビデンス

1. 「はじめての現代制御理論 改訂第2版」(著書)
2.講義配布資料(プロジェクター投影資料.虫食い形式)
3.レポート課題,解答例
4.中間・期末試験問題,解答例
5.FDレポート
6.Youtube,学内動画公開サイト

参考資料

参考URL

標準版TP

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