佐賀大学 ティーチング・ポートフォリオ

氏名
田中 宗浩

教育の責任

施設園芸分野:
養液栽培の基本知識,栽培環境の制御技術,温室環境の制御理論,肥料製造及び利用技術の教育をうけ,卒業および修了時には,農業に関連した知識と能力を身につけることになる。

農産物の流通及び貯蔵分野:
農産物及び食品の流通及び貯蔵方法,流通過程に受ける物理化学的刺激及び影響,食品品質の評価方法を学び,卒業および修了時には,食品化学,流通貯蔵に関連した分野の知識と技術を身につけることになる。

バイオマス利用分野:
バイオマスを材料とした変換技術を学ぶ(微生物処理を駆使した肥料変換理論,肥料の製造技術,熱分解を利用した液体燃料変換など)。卒業および修了時には,肥料製造,管理,及び適正利用方法,化学工学の知識と能力を身につけることになる。

担当科目:19科目/年(オムニバス形式を含む)
教養教育(3科目)
農学部(11科目)
農学研究科(修士,4科目)
鹿児島大学連合農学研究科(博士,1科目)
(添付資料:シラバス)
研究室開講:英語輪読ゼミ(学部3年生以上,毎日1時間)

教育の理念

 所属する食資源環境科学コースは,環境保全と持続的食糧生産のための技術開発及び資源循環型地域社会の構築を担う人材育成を目指している。これを踏まえながら,多くの人が長い人生にわたって美しく健全な環境の中で健康的に暮らすための知識と技能を身につけることを教育の理想とし,教育理念は,このような理想を達成するために専門的な素養を用いて循環型社会の構築と維持に貢献することができる人材を育てることである。

教育の方法

【基本】学生が自分自身で理解の程度を把握し,わからないところや曖昧なところは,遠慮をせずに教官や友人に確認できるような行いを身につける。

【講義を実践するときの留意点】
①的確な情報伝達スキル(コミュニケーション能力)を身につける
 【人前で発言する機会,意見を聞く機会を設ける】
  ○簡単な質問を出して学生へ回答を求める。1人あたりの回答時間は5秒程度。
  ○間違いであっても時間内に自分の意見をはっきりと発言するように促す。

 【テーマに沿って議論をする】
  ○英語輪読ゼミでは学生が司会進行
  ○全員が共通の解釈に到達するまで議論をする

②目的の情報を収集し,自分の理解に沿って整理する能力を身につける 
 【必要な情報を自発的に手に入れる取組】
  ○講義では配布資料を準備するが,メモを取らないと内容が埋まらないようになっている。

 【講義内容の理解度を確認する取組】
  ○講義内容を確認する小テストを行う

 【情報の扱い方を理解する,剽窃を犯さないためのマナーを身につける取組】
  ○講義毎にメールでレポート提出
  ○必ず参考文献や出典を明記すること
 
 【必要な情報を収集し,目的に応じて整理する取組】
  ○卒論や修論のためのディスカッション記録を文章化,計画へ反映させる

今後の目標

専門教育科目へアクティブラーニングを導入する。知識の蓄積と,それらを用いたクリティカルシンキングを身につけるための教育素材を構築したい。

エビデンス

シラバス,出席確認電子メール,小テスト,レポート

なお,紙媒体を使用した小テストおよびレポートは採点後に学生へ返却する。
同時に,すべての小テストおよびレポートは電子化して保存している。

参考資料

参考URL

標準版TP

シラバス

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