佐賀大学 ティーチング・ポートフォリオ

氏名
板橋 江利也

教育の責任

「大学入門科目」、「小学声楽」、「声楽Ⅰ」、「声楽Ⅱ」、「声楽Ⅲ」、「声楽Ⅳ」、「声楽Ⅴ」、「声楽Ⅵ」、「声楽Ⅶ」、「声楽課題研究」、「卒業研究(卒業論文及び卒業演奏)」、「インターフェイス科目、「授業実践内容開発の研究」

教育の理念

個々の学生が各々の実力に合わせて着実に知識・技能を習得し、各々の習得段階に応じた、知識・技能とそれらを使った思考力を養い、専門的思考を通して自ら主体的に様々な事象について考え、実践する力を養うことを目指す。
実際に教員になった際に、常識や、あるいは一般的に普及している知識や技能に安住することなく、常に主体的な取り組みによって身に着けた知識や技能、思考力、実践力を元に教育を行うことができる人材を育成する。

次回更新までの目標としては、表面的な教育方法の時流などに惑わされることなく、常に歴史的・伝統的・本質的な学問・芸術の在り方からの視点を元に、学生にとって真に必要な教育とは何か、真に社会に必要な人材を育成してきた教育とはどのようなものかについて認識し、変えるべきところは変え、変えざるべき所は変えずに、時代の変化に流されない、しかし時代の変化に対応することのできる「普遍的な観点を持った指導」を行っていきたい。

教育の方法

声楽実技の授業その他において以下のような方法で授業を行うことにより、教育の理念の実現に取り組んでいる。
基礎的な知識や技能を細分化し、複雑さを排除し、かつ一つ一つの知識や技能を習得しやすくし、また各段階を習得していくうちに確実に知識や技能が身につくように内容を組み立てて教えている。細分化された知識や技能について、学生が順序立てて一つ一つ段階的に習得するように教え、各々の学生が各自のペースに合わせて着実に一つ一つの段階を踏んで学習が進んでいくようにしている(エビデンス1・2・6)。
これにより学生は個別の到達度に合わせて知識や技能を着実に習得できる(エビデンス3・4・6)。授業に際し、学生には知識や技能を押し付けにせず、常に「素材」として与えるようにし、また失敗や試行錯誤を積極的に促しており、このことにより、学生は常に主体的に考え、習得する姿勢で授業に取り組んでおり(エビデンス4)、また大学卒業、社会に出てのち、失敗を恐れず試行錯誤しながら主体的に物事に取り組んでいく姿勢が養われる(エビデンス7)。技能については教員自ら積極的に模範を示すことを行い、言葉でわかりにくい場合には積極的に板書による図示やCDやDVD映像の使用を行い、わかりやすく習得できるようにしている(エビデンス2)。また単に音楽全般や声楽、または音楽教育についての知識や技能を敷衍し、世間一般の様々な事象や物事の考え方、感じ方へのアプローチを行うように促している(エビデンス2)。

今後の目標

大学内外における教育・研究活動、多くの領域の多くの人々との交流を通じて新たに身に着け、実践している知識・技能・思考を常に大学教育にフィードバックすること。

エビデンス

1:シラバス
2:講義資料
3:学生の習得履歴ノート
4:学生の自主的な記録ノート
5:実技試験の記録映像
6:授業評価アンケート