教育の責任
物理演習(理工学部1年必修)
海洋環境特論(機械科大学院)
工業力学I・工業力学演習I(機械科学部2年前期)
教育の理念
理念:物理学・機械工学の基礎力の育成
学部の「物理演習」「工業力学I」「工業力学演習I」を担当している。卒業時に一人前のエンジニアになるための機械工学専門知識の獲得および問題解決力の育成をゴールに見据えて機械の勉強を始めるが、時々つまづく学生が見られる。以下に問題の例を示す。
1) 高校で別々の科目であった物理と数学の融合へのつまづき
・任意形状物体の重心位置を求める際や物体の運動方程式を求める際に微分・積分を使用するが、忘れてしまっている、あるいは習っていない(実際AO入試学生にいた)。
2) 当事者意識の欠如
これらの学生に一人前のエンジニアになる自覚を植え付け、機械工学の基礎力を育成することが教育理念である。
教育の方法
上記の問題に対して以下のように対策を行っている。
1) 「高校で別々の科目であった物理と数学の融合へのつまづき」対策
・初回は高校数学を復習する。
・計算例の前に概念や現実社会での応用例を教える。
・演習は翌週に模範解答とともに返却する。
2) 「当事者意識の欠如」対策
・練習問題や章末問題(どちらも正解付き。解法の詳細は無い)を全員に割り当てて解法を考えさせ、2週間後に板書させる。
・講義中は名簿順に質問する。受講者全員に均等に回答させる。
・これまで現実社会で起きた問題に関連する講義内容の動画や画像を紹介する。
今後の目標
エビデンス
1) 採点済み演習問題と模範解答
2) 講義内容に関連した事故の動画、構造問題をFEMで解いたCG画像など