佐賀大学 ティーチング・ポートフォリオ

氏名
山田 直子

教育の責任

「異文化交流 III」(3年次前期選択必修2単位)、「異文化交流IV」(3年次後期選択必修2単位)、「海外(国際)交流実習」(基本教養2単位)

教育の理念

私の教育理念は大きく二つある。まず第一に、与えられた知識を理解するだけでなく、自分の力で発見し探求する力を備えた人材を育成することである。第二に、大学で獲得する学問的知識や技能を単に自己実現のためでなく、社会が抱える問題の解決や課題の達成につなげて考え・行動できる人材を育てることである。

教育の方法

学生の学習意欲を高め、主体的・自発的に学習をする姿勢を養うために、(1)学習コミュニティをつくる(2)何を学ぶのか、学んでいるのか、どのような成果を期待するのか、達成したのかを可視化する(3)学習者自身の内省と協働するグループ内での共有を促すことを行なっている。

授業を履修する学生全体と授業を通じて協働するグループの二つのコミュニティをつくっている。授業履修者全体のコミュニティは授業そのものを学生に意識付け、授業の進捗、学習活動の内容などを共有し、相談しやすい環境を整えることにつながっている。グループのコミュニティづくりも非常に重要で、グループメンバーとの協働なしに学習活動や課題が完結できないようになっているため、アイスブレーキングをはじめ、グループワークの難易度を徐々に上げていくなどの試みを行なっている。

授業の目的や何をどのように学び、そこからどのような成果が得られるのかについて、意識しながら学習することを心がけ、主体的な学びに繋げることを重視している。毎回使用する講義PPT等はFacebookのグループページにアップロードし、いつでも授業履修者が閲覧できるようにしている。また毎回の学習の後に批判的に自らの学びや行動を分析できるようにするため、リフレクティブジャーナルに取り組んでもらっている。リフレクティブジャーナルは表面的な分析に留まっている学生については、批判的で多面的な考察を促すために、ジャーナル上で様々な質問を投げかけ再考を促している。グループプレゼンテーションはルーブリックを用いて、何がどのように優れていたのか、不十分であったのかを理解できるようにし、学生にフィードバックしている。

今後の目標


エビデンス

レクチャーPPTデータ、学生が提出したReflective Journalおよびエッセイのスキャンデータ、学生が行なったグループプレゼンテーションのPPTデータ、授業参加者によるFacebookのグループページ、教育実践研究をまとめた論文