教育の責任
・理工学基礎科学 (ゲーム理論と確率モデル)
・卒論研究
教育の理念
「理論は決して,つまらない・無味乾燥なものではない.」
上記が私が,教育・研究のどちらを行う上でも重要だと思っている理念である.たびたび,理論の教科書や参考書はつまらない・面白くないという見方をされることがあるが,私はそうは思わない.すべての理論には, (すくなくとも私の専門であるゲーム理論には,) 背後にその理論の「気持ち」がある.国語の「この文章で伝えたい作者の気持ち」に対応するようなものである.これが分かれば,理論は決して無味乾燥なものではなく,その作者・提唱者が伝えたかった気持ちのあふれる作品となる.
したがって,私の教育では,
この「気持ち」がわかれば理論は面白い.
ということを伝えることが重要な項目になる.また,教える内容の面白さが何かを伝えることを大切にした教育を行っていく.
教育の方法
上記の理念を達成するために,以下の4つの方法を具体的に行っている.
1) 講義の内容に集中させる.
講義中はできるだけノートを取る必要がないようにし,講義の内容に集中できるようにする.
そのため,講義スライド等の資料はすべて公開・配布する.
2) 講義スライドが単なるまとめにならないようにする.
教科書・参考書では省かれがちな,理論の背後にある,なぜ考えたのか,どのように考えたのかといった
情報をできるだけ多く掲載する.
3) 現実問題とのリンク
できるだけ日常の中の身近な例を取り上げ,理論からの知識がどのように生かされているのか伝わるよう努力する.
4) 面白い授業を心がける.
教員が面白いと思っていない授業を学生が面白いと思うはずがない.そのため,自身が話していて面白いと
思うような授業となるように講義スライド等を工夫する.また,授業が一方通行とならないように,学生への問いかけを行う等,インタラクションを大切にする.
今後の目標
講義資料を佐賀大学の学生のレベルに合わせ,より教育理念に合致するようクオリティを向上させる.
エビデンス
1) 講義スライド
2) シラバス
3) 授業評価アンケート
4) 教員webページ